いつも、何かをさがしてた。

高知に住んでるおばあさんの日記

映画「プレシャス」ハーレムで生まれた女の子の話

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PRECIOUS

PRECIOUS

 

 

 

「プレシャス」とはどんな映画かというと・・・・・

 

2009年 アメリカで制作されて

アカデミー賞助演女優賞と脚色賞

トロント国際映画祭

サンダンス映画祭ではグランプリ

ゴールデングローブ賞では助演女優賞

という受賞履歴があって・・・

 

U-NEXT↓ですぐに見ることができますよ(^^♪ 

 

あらすじは・・・・・

 

アメリカのハーレム(裕福でなく環境が良くない地域)に住む16歳の女の子、

名前がプレシャスというの、時は1987年のこと、

母親と妹と住んでいて、母親がウソつきでアル中で、

娘を怒鳴り散らしてこき使っている、という家庭環境の中

プレシャスは高校に通っているんだけど、妊娠がばれて退学になってしまう。

その妊娠の父親は養父なわけで、その前にも実父の子供がいてその子はダウン症で祖母のところで見てもらっている。

普通の高校は退学になったけど、代わりの特殊学級に通い始めた。

そこで、初めてちゃんと字を読むことと作文を書くことを教わる!

 

母親は男に捨てられて、ますますプレシャスに辛くあたる毎日の中

プレシャスはその男の子を出産した。

そしてついに、決戦の時が来た。

母親との対決!

母親はプレシャスを利用して生活保護を受けたいと思っている、

3歳のときから実父に性的虐待されていたのに、痛くしないで!としか言えなかった母親の真実を知って、プレシャスは母親から逃げる決断をした。

最後は子供二人を抱いたプレシャスが前を向いて進んで行く、ところでエンドマーク。

 

というのが、あらすじ、で面白くなさそうでしょう?

 

 

 

 

映画を見て印象に残ったシーン

 

◎最初に驚いたのが、主人公の女の子がすっごいデブでブスなこと、

だって、悲惨な物語の主人公というのは、

細くてかわいらしくて、健気でおとなしい子でしょ、ふつう

実際いままでみてきた悲惨な映画のヒロインはまして16歳の女の子、

ブスでデブなわけがないよねぇ

 

◎男の影が薄い映画だな、とおもった。凄い重要なところに男の影があるけど、あくまで陰で、実態が最後までなかった。

 

◎フライドチキンを盗んで食べて吐いたところが、プレシャスの立ち位置と悲しみがでてていいシーンだと思った。

 

◎一番感動したのは、プレシャスが字を覚えて、読んで、つぎに作文を書くことに挑戦して、つづけて、がんばるところに、光が見えた。(字が読めないって絶望的にダメだから、根本的問題をひとつ解決)

 

◎母親のダメさ加減は笑ってしまうほどだ、しかし、ダメ女が母親になったわけで、母親がダメ女になったわけではない、ダメ女なら切ればいい、それが母親だとしてもね、

 

映画を見て全体の感想

 

◎全体をとおして、最後まで悲惨だとかんじなかった。

16歳にして実父の子供でダウン症の子供を産んだ。

黒人でデブでブスで,3歳のときから性的虐待されていた。

それを母親が守ってくれなかった。

すっごい貧乏で字も満足に読めなくて、

最近また、こんどは養父の子供を出産した(料理をしていたら後ろから突然抑えられて、パコパコして愛してるよと言った母親のダンナ)

そして、最後にとどめの一発エイズに感染していて子供にオッパイあげられない💦

 

ということで、とりあえず、悲惨,目ををおおいたくなる話ではあるはずなんだけど・・・

全体的に最後までそして今でも、悲惨だと思わなくて、、、

だって、67歳になって思うんだけど、人生って悲惨だよ、

大なり小なり、こんなもんじゃないかな、って

あとは、自分がどんだけ前を向いて頑張れるかってことよね、

 

友人にこの映画の話をしたら、「悲惨なのが好きなんじゃないの?」と怪しまれたけど、、

 

プレシャスが愚痴を言ったり、人を恨んだり、していないとこがいい。

母親が3歳のプレシャスを守らず男に愛されることを望んだ時には、

プレシャスにとってはこれ以上の悲しみはないわけだけど、

母親には余裕がなかった、子供を守れるだけの、

すっごく空腹に襲われ母親は子供に与えるよりも先に自分が口に入れる、

と聞いたことがあって、

母親だって愛されたいし、独りぼっちになりたくないし、

って母親のことも同情してしまった(アカデミー賞助演女優賞ものの演技力)

 

そもそも、母親が子供を大事に思うというのは、最低限の安全が確保できている状態であることが必要だと思う。

 

言いたいことは言うし、プレシャスは将来を悲観していない

 

学ぶ興味もあるし、子供を守る勇気もある、母親を捨てる決断力もある

 

そして、まだ16歳、悲惨や虐待で引きこもりになって、刃物持って人刺すっていうの、やめてもらいたい、悪いほうに考えるのは自由だけど。

 

プレシャスだって、母親のようなおばさんになっちゃう可能性のほうが高いとおもうけど、

学んで、勇気をもって、決断して前を向いて生きていくことが、大事だと、教えてもらった映画でした。

 

最後にもうひとつ

あなたは虐待されたことはないですか?

あなたの人生が悲惨だと思ったことはないですか?

 

見ているうちに、誰の人生でも悲惨なことを背負って生きているんじゃないかと思えてきた。

この虐待は悲惨でなくて、この虐待は悲惨、というのはなくて、

悲惨なことを背負って人生を生きていくのはみんな一緒じゃないかなと、

 

プレシャスみたいに、愚痴らず、恨まず、明日を信じて生きていくことが一番大事なこと、というか、それしかないでしょう、短い人生をなんとか生きなきゃね。

俳優陣も熱演でとても良かった映画でした!

 

 

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